at the table

イギリスの食卓

乾燥野菜のきんぴら

いつもなら年に2回は日本に帰るので、そのたびに食べたいものを好きなだけ食べて2キロぐらい太って、食材もトランクにパンパンに詰めて持ち帰るのですが、今年はコロナの影響でそれが叶わなかったものだから、すっかり日本食に飢えています。

ロンドンにある日本人経営の大手日本食スーパーから多くのものはネットで買えるし、しょう油、酢、味噌、乾麺のうどんやそばに真空パックの茹でうどん、それに充填豆腐は自宅近くのスーパーでも売っているので、メーカーを選べないのを我慢すれば日本の食事は整います。

 

 

日本から納豆菌を買ってきているので自分で納豆も作るし、ひろうす(関西で言うがんもどき)や天ぷら(さつま揚げ)も食い意地で自作するけれど、寒くなってきたから今夜は関東煮(関西ではおでんのことを関東炊き/関東煮と言う)食べたいな…と思っても、さっきも書いたロンドンにあるスーパーではちくわや練り物などの冷蔵品も買えるんですが、地方だと材料をそろえるとなるとひと苦労です。

ちなみに関東炊きの読みかたですが ”かんとうだき“ ではなく “かんとだき“ と言います。なんだか響きがいい意味で軽々しく、子どもながら「なんか可愛いな」と思っていました。

 

 

レンコンきんぴら

 

 

前置きがなくなりましたが、きょう、こんなことをグチグチと書いているのは、先日、久しぶりにきんぴらを作った時のこと。

仕事の都合で遅いお昼を食べた夫は夕食は要らないと言うので、ひとりご飯になるならと、日本から送ってもらっていた乾燥ごぼうと乾燥レンコン、それににんじんも加えてきんぴらを作ることにしたんです。 

ここではごぼうとレンコンなんてなかなかお目にかかれないし、以前、中国人経営の中華食材店で泥つきのレンコンを見たことはあるけれど、なんだか抵抗があって買う気がしなかった。

これだけできんぴらが貴重な食べものだということが分かっていただけると思う。

 

 きんぴら

 

ヨシ。きんぴら完成。

これにあとはおみそ汁を作って白ごはんでわしわしとかき込もうか…それかたまご焼きも添えようか。などとこのご馳走をどうやって楽しもうかと思案しつつ、まずはワインのあてに少しずつついばむように食べていたのですが、ふと横を見ると夫がそれをまるで焼きそばのように食べていたので少しムカッとしてしまった。

だって乾燥野菜は航空便で送ってもらった貴重品だし、イギリス人の夫はわたしほどきんぴらに対する思い入れもないはず。そしてもったいなくてわたしはちびちび食べていたのに、それこそわしわしと。

 

 

 

だけど「これおいしい〜」って言いながら食べているのを見るとおかしくなってしまった。

おいしいなら問題ないのですよ。

こういうじんわりと美味しいけど地味な見た目の副菜には進んで箸を伸ばしていた記憶がなかったので、てっきり好きじゃないのかと思っていました。

なんだ。夫も気に入って食べるなら、もっと早くに作ればよかったな。

 

このお湯で戻してから調理する乾燥ごぼうとレンコンの味の感想ですが、レンコンは皮付きだったので好みはあるかもしれないけれど、ごぼうなんて期待以上に歯応えもあり、とくに美味しかったです。

 

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